11【0904】
わりと寝た。昼は珍しくカップヌードル(塩)にした。
Taihu has come in 21 go.
台風というのは夜に来て朝にはもう晴れているものだという感覚を持っている。これは誤っているがしょうがない。「歪んでいる。わかっているんだ」ってロイエンタールも言ってた。でも今回は夕方頃に東京に来るぞって人が教えてくれた。
夕方帰宅民としては心配だったけど結果的には雨もぽつぽつ程度で、傘をささなくても帰ってこれた。風は強かった。スーパーの駐車場でことごとく倒れている自転車を眺めながら暇そうにしている警備員とかいた。
ポリフォニカ2期を見ている。
「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」とかいうやつ。
ポリフォニカの主人公は良くて、幼い頃に最高級召喚獣と契約してるから総合能力としてはそこそこ。けどソレを恐れて低級召喚獣とコミュニケーションができないので魔法学校では低能として軽視されている。本人も自信がなさげ。優柔不断。でもひねくれてはいない。熱血さは皆無だけど健気に努力し、ギリギリの結果をだすという、愛されつつも叱られるタイプ。存在が適度に地味。
こういう主人公はヒロインを目立たせる。
ヒロインは赤髪で適度ロリ。変身すると真祖アルク体型になる。
強気、おてんば、わがまま――という暴走系の素質がある上に本当に暴走するし、冷静な状態であってもすぐ殴る蹴るなどをする。私生活においても非常事態においても「それを解決することができるだけの優秀な能力を持っているが、制御がきかない」というタイプ。
つまりこの作品、ヒロインが主人公よりも強い。頭も良い。
このふたりはタッグなので主人公がサポートに徹している。主人公の頑張り次第でヒロインの調子も上がり下がりするので、カップル系やハーレム系にありがちな「主人公と読者の温度差」が発生しない工夫がなされている。
だからと言ってモブ主人公扱いするほど個性が薄いわけでもない。
彼には彼の物語があり、個性がある。それを魅力と感じるかどうかは人それぞれだろうが、そういう物語展開になった時、今度は《ヒロインが主人公を見守る》という配置を取っている。
というわけで全体的に人物の設置とバランスが良い。ストーリーは小奇麗にまとまっているのでもたつきとかは感じないと思う。
《クリムゾンS》はおそらく過去編なので、本編開始時にプロの召喚術師として働いている主人公が魔法学校に通っている時のエピソードを中心に展開されている。
サブメンバーはイケメン(これはマジイケメンで、嫌味とか言わないタイプ)と後輩双子(好印象だ)とたまに出てくる女先輩、という程度。
今回見てた2話ではヒロインが「そんな音の羅列を聴くためにお前と契約したんじゃない!そんなの神曲じゃない!」とぶち切れ、主人公が落ち込み、ヒロインが失踪して次の話に飛んでいる。
※この世界の召喚獣は精霊と呼ばれていて、音楽を餌にして食っている。その特殊な餌が《神曲》。主人公達は神曲を学びプロの神曲奏者になるための勉強をしているところ。
1期のほうは全部見たのだが2期のほうは初見か完全に忘れたかのどちらかである。
基本的にこのシリーズは他者がボロボロ登場するので主人公とヒロインのカップリングが外れることは無いだろう。ということはヒロインファンとしては見続ける価値があるということになる。
テキトーに時間つくってひととおりみたいなと考えている。夕飯は家で肉を焼いた。