22【0915】
ごつ盛り(味噌)。Kerberosが復活した。夜は渋谷でねずみを見る。
「『カーヴァーズ・ダズン』のための序文」を読んでいる。
カーヴァーはアルコール依存症だったという話が出てきた。アルコール依存と聞くと藤沢周「無曲」が浮かぶが、このふたつはあんまり似ていない気がする。記憶のなかにあるカーヴァー作品の登場人物達はみんなテンションが低い。じゃっかん取り乱していたり、感情的になっているような感じもするが、いきなり禅寺の老人がでてきて竹刀で滅多打ちにしたりはしないし、ラップ大好き少年も出てこない。
あと〈レイモンド・カーヴァーはすべての人の人生において重要なことについて書いている。いったい何が重要なのだろう? 「愛、死、夢、望み、成長、自分自身の、そして他人の限界と折り合いをつけること」と彼は言った。〉というオープニングが印象的だった。どういう感想を抱くのが正解なのかいまいちピンと来ない。
カーヴァーと、できればこの序文を書いているウィリアム・L・スタルのテキストが欲しい。中央公論社からカーヴァー全集が出ているらしいので図書館に行ったら探す。
そういえば近場のふたつのブックオフ、全集コーナーみたいなところが撤去ないし極端に縮小されていた気がする。近頃欲しい物が何かと多いのでうかうかしていると買い忘れが重なって困ったことになってしまうのではないか。